Q1900B-ITXをLinuxCNCに使ってみる

こんにちは、imakamiです。

LinuxCNCを使ってCNCフライスを動作させていましたが、制御に使っているPCが古くいつ壊れるかわからないので代わりのPCを探していました。

電気屋でたまたま安売りされていたマザボにパラレルポートが付いていたので買って試してみることにしました。

気になるお値段はメモリが4千円くらいマザボ9千円くらい。中古のケースが6千円くらい、ACアダプタ3500円くらい。HDDはあまり物です。電源内臓のケースだと思って買ったら、ACアダプタが必要な仕様で予想外の出費に。

乗っているCPUはCeleronのj1900という4コアのCPUでatom系らしいです。シマリス技研さんのHPによるとatom系はレイテンシーテストでも良い数字が出ているとのこと。
さっそく最新のLinuxCNCをインストールして試してみました。

IMG_20150829_140348

720pのYoutube動画を再生しながらだとこのくらいの結果でした。あまり良い結果とは言えない?

その後起動オプションでisolcpusの値を変更するとレイテンシーが向上するという話を聞いたので試してみました。

まずはノーマル状態。latency-histogramという遅延をグラフ化してくれるツールを使っています。
imakami-01Sep2015-82

そこにglxgearsを起動して負荷をかけるとこうなります。
imakami-01Sep2015-143

次はisolcpus=2,3で起動した結果。
imakami-01Sep2015-100

そこに負荷をかけた状態。
imakami-01Sep2015-161

確かに使うCPUコアを制限することによって、レイテンシーが向上しています。ここでisolcpus=0,1にすると、逆に悪化しています。原因がよくわかりませんがパラレルポートに使うCPUと重なったせい?
imakami-01Sep2015-69

latency-testでの数字はこうなりました。

isocpus無し      通常時1667/4341 負荷時5040/9920
isocpus=1,2,3    通常時872/3910 負荷時1029/4126
isocpus=2,3      通常時920/3934 負荷時1923/4190
isocpus=3        通常時1008/4263 負荷時2783/9968
isocpus=0,1      通常時2505/7590 負荷時5775/9946

実際の作業時には3コアくらいにして試してみたいです。もう少し試行錯誤してみたいところ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です